アンカリング効果を活用する事で、どういった効果が得られるのか?
顧客に対して、サービスや商品に割安感を与え、購買行動を起こす効果が得られます。
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アンカリング効果とは?
具体的に解説していきます。
アンカリング効果とは、基準となる数字を初めに顧客に与える事で、
その数字を基準として捉えるようになるという、マーケティングテクニックです。
これは船のアンカー(錨)から生まれた言葉です。
船はアンカーを降ろすと、鎖でつながれた限定された範囲しか動けなくなるので、
初めに基準となる数字に捉えられてしまい、顧客の行動が限定される事から、
こう呼ばれています。
アンカリング効果の実例
上記の説明でピンと来た人もいると思います。
一般的な例で言えば「定価」と「割引価格」です。
あなたはテレビを購入しようと電気屋さんに向かいます。
欲しいと思ったテレビの価格は70000円です。
買う場合何が基準になるでしょう?
やはり、性能やデザインなど判断基準が複数存在すると思います。
これらの判断を総合して、買うか決めますよね。
でも、ここに「定価」が加わるとどうでしょうか?
定価130000円のテレビが割引価格70000円で売っていたら?
その差は60000円です。
同じ価格でも、後者の定価を提示された時の方が、
定価の数字が基準となり、購買意欲は高まります。
人が購買意欲をかき立てられるとき、
一番の判断基準はそのほとんどが「価格」に集中します。
高くてもどうしても買いたいという、余程の事情が無い限りは、
割安感のある方を選択します。
価格の判断基準がクリアできた時、
その他の性能や品質は2番目以降になるので、
余計に購買行動を起こしやすくなります。
ここで、アンカリング効果に当てはめてみましょう。
「定価」というのは船で言う「錨」のことで、
まさに顧客が捉われる数字の典型です。
これは、ネットビジネスでも広く活用されていますね。
インフォプレナー(情報起業)の常套手段といえます。
通常よりも高めの価格設定を初めに見せる。
↓
元の価格を2重線で消して、本来の値段を出す。
↓
購買率がアップする。
こうして、マーケティングの知識を知った上で、
改めてそういったページを見ると、
新たな発見があるかもしれませんね。
ネットビジネスのみならず、
リアルのお店などでも幅広く使われているので、
「これ、アンカリング効果なんだぜ!」って、
友達に引かれない程度に、見せつけて(アウトプット)やりましょう(笑)
それではまた!