今まで、いろんなブラウザ試してきたけどイマイチだ・・・爆速かつ作業効率がアップするブラウザないかな?
世の中には、様々なブラウザがある。僕は仕事柄「Chrome・Firefox・Microsoft Edge・Vivaldi・Brave・Kinza」などのブラウザを使ってきた。最近まではFirefoxをメインで使ってきたけど、一瞬で乗り換えを決断させた「おすすめ神速ブラウザ」がある。
それが、速さのみならず機能も神な「Sidekick(サイドキック)」だ。
作業用に特化したChromeの上位互換ブラウザといったところ。Chromeにない神機能が備わっているため、慣れれば元のブラウザに戻れなくなるレベル。
ブラウザの「軽さ・使いやすさ」は作業効率に影響してくるため、今のブラウザに不満があれば早々に乗り換えを検討するべきだ。特に「タブをメチャ開く人」は必見。
- Sidekickの特徴やデメリット
- Sidekickのインストール~使い方
- Sidekickの使用レビュー
作業効率が上がれば生産性も高まり、それだけ求める結果が早く出せるようになる。現状のブラウザに不満を持っている人は、ぜひ読み進めてほしい。
動画で詳細な解説を見たい人は、こちらもどうぞ。
Sidekickに乗り換えたキッカケ
あくまで僕の環境下だけど、Firefoxの動作がモッサリしていたから。特にWPなどへ画像をアップロードするときに、保存されているフォルダを呼び出すのがメッチャ遅い(おそらく平均で4~5秒)。あと、タスクマネージャーで見た時に、Firefoxは同条件でも他のブラウザよりメモリ消費が多かった。
その他「Chrome・Microsoft Edge・Vivaldi・Brave・Kinza」を使用してきたけど、一番しっくりきたのが国産ブラウザのKinzaだった。でも、残念ながら開発終了するみたい。今後のセキュリティーに問題があるとのことだったため、新たな動作の軽いブラウザ探しを始めた。そこで行き着いたのが「Sidekick」だった。
Sidekickが「おすすめブラウザ」な理由(特徴)&使用レビュー
Firefoxに別れを告げ、運命的な出会いを果たして乗り換えた、神速ブラウザ。その理由(特徴)がこちら。
- タブのアプリ管理によるメモリ消費抑制
- AIのタブサスペンド機能によるメモリ消費抑制
- Adblock(アドブロック)によるメモリ消費抑制
- サイドバー機能による作業効率アップ
- セッション管理による作業効率アップ
- アカウントの複数管理機能による作業効率アップ
- SplitView(スプリットビュー)機能による作業効率アップ
- メッセージ系アプリ通知のON/OFF設定
- Chromeベースで拡張機能の使用可能
実際に使用したレビューと共に解説していく。
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タブのアプリ管理によるメモリ消費抑制
Sidekickの大きな特徴として、タブをアプリとして管理できること。
アプリとして管理することで、メモリ消費を抑えられるんだとか。細かい技術的なことは分からないけど、実体験した感じでは確かにサクサクしている。アプリとして配置できることから、動作が重くなる原因であるタブを開く数や回数が減るため、結果的にメモリ消費が抑えられているみたい。
AIのタブサスペンド機能によるメモリ消費抑制
タブは開きっぱなしだと、常に情報を読み込んでいる状態になる。そんなタブの数が増えるほど、ブラウザが消費するメモリ消費が多くなり動作が重くなってしまう。そんな開きっぱなしのタブをAIが自動で管理し、任意の時間でサスペンド(読み込み停止)してくれるため、他のブラウザよりもメモリ消費を抑える事が可能。
常にタブを開いていても、任意の時間でサスペンドしてくれるので、タブを開きっぱなしの人には超おすすめ。僕も多く開くほうなので、かなり助かっている。試しにYouTubeのタブを30個開いて、30分ほど放置したら約1.8GBを抑えてくれた。
動作はサクサクのままという神っぷりだから、本当に素晴らしい。
Adblock(アドブロック)によるメモリ消費抑制
Adblockは、特定の条件を含んだ広告を自動でブロックしてくれる機能。広告を非表示にすることによって、閲覧先のページの表示スピードが早くなり、通常よりも快適に閲覧できるようになる。広告には画像や動画などあるけど、それらを読み込むための通信量が抑えられるからってこと。
Sidekick以外にも「Vivaldi」「Brave」などにも標準装備されており、拡張機能でも追加することができる。標準装備されているのは、ユーザーにとっては嬉しいことだ。
表示スピードは速い。認知度が低い割にChromeと同等、もしくは超えるレベルだと思う。しかも、作業用に特化していることで、Chromeにはない機能があることを考えれば、まさに「Chromeの上位互換ブラウザ」だ。
サイドバー機能による作業効率アップ
初めはサイドバーの違和感が少し気になっていたけど、慣れたらサイドバーなしではいられない。
タブをイチイチ開かなくても、即座に目的のページが見れる。常にタブを開きっぱなしでもいいけど、サイドバー表示のほうがスマートだと感じている。
あと、アプリごとにショートカットキーを割り当てられる(使い方で解説)。これが何気に便利。タブもショートカットキーで選択できるけど、目的のタブを表示させるには何度もキーを押す必要がある。でも、アプリごとのショートカットキーは、ピンポイントで割り当てられるから作業効率がアップする。
セッション管理による作業効率アップ
セッション管理とは、タブ郡を目的別に保存できる機能のこと。例えば「仕事用」「趣味用」など、それぞれに開く頻度の多いタブやアプリを、使用した時のままで保存できる。ショートカットキーなどで簡単に切り替えることができるため、作業効率がアップする。
しかも、タブは開きっぱなしでもAIサスペンド機能があるので、メモリ消費も抑えられているという無双状態。実際に使ってみると、操作が簡単でサクッと切り替えられるのは素晴らしい。
アカウントの複数管理機能による作業効率アップ
各サービスでアカウントを使い分けることが多ければ、この機能は作業効率アップに必須と言える。わざわざアクセスしてアカウント切り替えの作業をしなくても、サイドバーで切り替えが可能。
ただし、対応していないサービスもある。その場合は、アカウントの数だけ同一アプリが増えるようになっている。アプリの数は増えるものの、即座にアクセスできるのは素晴らしい。
SplitView(スプリットビュー)機能による作業効率アップ
ブラウザを2分割できる機能は他のブラウザでもあると思うけど、同一ブラウザ内での分割は他に無いんじゃないか。とてもスマートで便利。通常であれば、新たにブラウザを立ち上げて分割して配置するため、少し手間が発生する。
通常であれば、新たにブラウザを立ち上げて分割して配置するため、少し手間が発生する。ちなみに、最大3分割(有料プラン)まで可能。
しかも、2クリック以内で簡単に分割でき、ショートカットキーも割り当てられている。まさに作業用に特化したブラウザと言えるだろう。調べ物をしながらメモやライティング時には、スプリットビューを多用している。メチャクチャ便利だ。
余談だが、スプリットビューは通常、有料プランじゃないと使用できない。と思いきや、1ヶ月のフリープランが経過してもショートカットではなく、右上のスプリットビューアイコンから実行すると・・・メッセージは出るものの右上の「×」で消えて2分割(3分割はさすがに無理だった)できる。謎だけど嬉しい。
メッセージ系アプリ通知のON/OFF
サイドバーやホームに、メッセージ系アプリ(GmailやChatWorkなど)として管理している場合に、アプリごとに新着の通知をON/OFFできる機能。基本的にONにしておけばいいと思うけど、OFFにしておいたほうがいいかなと思う場合もある。
例えば「Gmail」。複数アカウントで登録はしているけど、使用頻度が少ない捨てアドレスってあると思う。捨てアドレスは「とりあえず登録」する目的で使っている場合が多く、大量のメールが来ることがある。この場合は、通知をOFFにしたいアプリで右クリックし、下記の部分をOFFにすれば通知数が表示されなくなる。
気にしない人はいいけど、気にする人はメインとサブでON/OFFを使い分けられる。僕自身はメインアカウントのみを表示しているため、現在は使用してない。余計な通知は表示したくない派だから、今後は活用するかもしれない。
Chromeベースで拡張機能の使用可能
SidekickはChromeベースで作られているため、Chromeの拡張機能が使える。そのため、見た目や機能性などはChromeユーザーでも満足できるはず。というよりも、冒頭でも書いたとおり「Chromeの上位互換ブラウザ」として、乗り換えしてもいいレベル。
僕は英語サイトなどを見る機会もあり、翻訳の拡張機能には、かなりお世話になっている。個人的に「DeepL翻訳」は、翻訳の正確性が高い感じがして気に入っている。
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Sidekickのデメリット
もちろんメリットばかりではなく、個人的に気になる部分は以下のとおり。
- ウィンドウを新規で開くとサイドバー消滅
- フリーで全機能使えるのは約1ヶ月間のみ
それぞれ解説していく。
ウィンドウを新規で開くとサイドバー消滅
Sidekickの大きな特徴である「サイドバー」は、新規ウィンドウを立ち上げると消滅する。つまり、メインウィンドウのみに表示されるため、別ウィンドウでは多少なり作業効率が落ちてしまうかも。
とはいえ、スプリットビューがあるため2画面分割であれば、メインウィンドウで対応可能。サイドバーを表示させたまま、本来の作業効率を維持できる。サイドバーをメインでしか使用せず、いくつもの新規ウィンドウで作業してもサクサク動くため「サイドバーなし」のデメリットは気にならないだろう。
フリーで全機能使えるのは約1ヶ月間のみ
Sidekickは、インストールしてから約1ヶ月後に機能が制限されてしまう。全機能を使い続けるには「有料プラン」を選択する必要はあれど、フリーで使えるうちに自身に合うかが判断できる。
実は、フリーで永久に全機能を使う方法が存在する(詳細は後述)。人によっては、短期間で永久フリーになると思うので、試す価値あり。
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Sidekickインストール~初期設定
それでは、Sidekickのインストールから初期設定まで解説しよう。
クリックすれば自動でSidekickが立ち上がる。インストールはこれで完了。
僕は①「Other」②「 Poor Performance」「I don’t feel productive」にした。
「ユーザー情報は商売に使わない。パスワードは暗号化して、あなたのデバイスのみに保存される」という内容が書かれている。この内容を理解したかどうかということ。
僕はGoogleアカウントでサインインした。
元のブラウザが「Chrome・IE・Firefox」なら、ブックマークや履歴がインポート可能。これでインストール後の簡単な初期設定が完了。次は使い方を解説する。
Sidekickの使い方
紹介する使い方は、以下の内容になっている。全て見てもらってもいいし、気になる部分へ飛んで見てもらってもOK。
それぞれ解説していく。
ホーム画面の説明
主な部分に関しては、以下のとおり。
- サイドバー
- アプリ
- グローバルサーチ
- セッション
- 詳細設定
- 広告ブロック数&メモリ節約量
- プラン&紹介制度詳細
紹介制度&活用方法
ホーム画面の右上に、インストール後1ヶ月以内だと「Pro Plan for free」という部分がある。ここをクリックしてみよう。
Sidekickには「紹介制度」がある。「Share your invite link」のリンクをブログやTwitterなどで共有し、Sidekickにサインインしてくれる人数によって特典が異なる。
- 1人→1ヶ月無料
- 5人→6ヶ月無料
- 20人→永久無料
つまり、ブログやTwitterなどで紹介して、20人にSignUp(登録)してもらえれば、永久無料で全機能を使えるようになる。初めの1ヶ月はフリーで使えるし、勝手に有料プランに切り替わることもないため紹介しやすいのではないかと思う。
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アプリ追加方法
アプリはサイドバーの「+」か、ホーム画面の「+(Add New)」「Add Application」をクリックすれば、Sidekickに登録されているアプリが表示される。
これらのアプリを選択して、クリックすればサイドバーやホームに追加される。
アプリ作成方法
Sidekickに登録されていないアプリを作成したい場合は「Create from Tab」もしくは「Create App from URL」から作成可能だ。
「Create from Tab」では、現在開いているタブのアクセス先をアプリとして登録できる。Sidekickのアプリ一覧に無いアプリを作る際に有効だ。
タブを選択するだけで、ホームへの追加が可能。
「Create App from URL」では、「アプリ画像・対象URL・アプリ名」を自身で決めることができる。オリジナルのアプリを作りたい方向けだ。手間はタブ作成の方が簡単。
アプリの削除については、アプリの上で「右クリック→歯車マーク→Remove」で削除可能。
サイドバーからの削除だけなら「アプリ→ホーム画面」へ、ドラッグ・アンド・ドロップすることで削除可能。
アプリの追加・作成・削除に関しては、こんな感じだ。
複数アカウント作成・削除方法
複数アカウントを作成できるサービス(Gmailなど)のアプリでは、下記の流れで作成可能。
「Change」は名称変更。
複数アカウント作成に対応していないサービス(ChatWorkなど)では、下記の流れで作成可能。
グローバルサーチ使用方法
グローバルサーチは、タブやアプリなどの閲覧履歴を簡単に検索できる機能。
ホームの検索窓に検索対象の頭文字を入力するだけで、下記のとおりズラッと検索履歴が出てくる。
サイドバーの虫眼鏡アイコンをクリックするか、ショートカットキーで起動させると、最近使用したタブやアプリを簡単に検索できる。
スプリットビュー使用方法
スプリットビューは基本的に「アプリ+タブ」で、画面を2分割することができる。
3分割する方法
ちなみに3分割も可能。3画面では「アプリ+タブ+タブ」であれば表示できる。「アプリ+タブ」で2分割している状態(タブをメイン画面)で、追加したいタブを「Alt(Windowsの場合)+クリック」すればOK。タブを先に開いていて、アプリを追加する場合も「Alt(Windowsの場合)+クリック」で、アプリを選択すれば追加可能。
セッション使用方法
セッションの切り替えも、ショートカットキーが割り当てられている。僕は「Alt+D」を割り当てているけど、Altを押したままDを押すことで、簡単に切り替えられるのでオススメ。
詳細設定
サイドバーの歯車マーク(Show Settings)をクリックすれば、詳細設定をすることができる。ここでは、下記の設定が可能。
- Appearance(外観)
- Ad blocker(アドブロッカー)
- Tub suspender(タブサスペンダー)
- CPU monitor(CPUモニター)
- Privacy(プライバシー)
- Other(その他)
- Account(アカウント)
- Configure shortcuts(ショートカット割り当て)
設定することが少ないであろう部分を省いて、それぞれ見ていこう。
Appearance(外観)
ここでは、下記の設定が可能。好みに応じて変更しよう。こだわりがなければ、デフォルトのままでOK。
- テーマ色(ライト・ダーク・オート)
- サイドバーサイズ(大・中・小)
- サイドバーの表示・非表示
- サイドバーアイコンのグレースケール化(白黒化)
- 24時間・12時間表示の変更
- 背景画像変更
Ad blocker(アドブロッカー)
ここでは、下記の設定が可能。好みに応じて変更しよう。こだわりがなければ、デフォルトのままでOK。
- ホーム画面のブロック(トラッカーも含む)数表示のON/OFF
- ブロックしたくないサイト追加
サイトを追加する場合は、URLを入力して右の「+」をクリックすれば完了。
Tub suspender(タブサスペンダー)
ここでは、下記の設定が可能。好みに応じて変更しよう。こだわりがなければ、デフォルトのままでOK。
- サスペンドしたメモリ量表示ON/OFF
- サスペンドする時間
- サスペンドしないサイト追加(Adblockerと同じ要領)
CPU Monitor(CPUモニター)
ここでは、下記の設定が可能。好みに応じて変更しよう。こだわりがなければ、デフォルトのままでOK。
- CPU使用率が高い場合の通知ON/OFF
- CPU使用率が高いタブのサスペンドON/OFF
- CPU使用率が高いままのサイト追加(Adblockerと同じ要領)
Account(アカウント)
ここでは、下記の確認が可能。
- アカウント情報
- プラン情報・変更
- 現在の招待人数・特典
ちなみに「Referrals」の「invite」をクリックすると
こちらからでも招待リンクが見れる。
Configure shortcuts(ショートカット割り当て)
ショートカットは、下記の動作に対応している。
- 拡張機能のON/OFF
- アプリ(9個まで)
- グローバルサーチ
- ホームへ戻る
- スプリットビュー
- セッション切り替え
- タブ履歴検索
- ヘルプ表示
- セッションサイドバー表示
Windowsの場合「Alt」or「Ctrl」のどちらか、または両方を組み合わせて設定することが可能。デフォルトの設定でもいいけど、僕は使いやすいように「Alt」をベースに設定している。
拡張機能追加方法
拡張機能はChromeベースなため、追加方法は「Chromeウェブストア」から選択して追加できる。
拡張機能の確認・削除方法
右上のパズルみたいなアイコンをクリックすると、拡張機能が確認できる。
削除は拡張機能の右にある「その他の操作→Remove from sidekick→削除」でOK。
さらに上記の「拡張機能を管理」でも確認・機能OFF・削除が可能。
以上がSidekickの使い方だ。使うほどに便利さが分かるため、改めて下記の人は一度試してみるといい。
- 現状のブラウザの動作が重い人
- タブをメチャ開く人
- 作業効率をアップさせたい人
- Chromeユーザーの人
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Sidekickを活用して作業効率をアップさせよう
Firefoxから乗り換えて、約1ヶ月が経過した。初めはサイドバーやアプリ管理など、Sidekickならではの神機能に戸惑うこともあった。でも、今や当たり前になり、使い勝手の良さに大満足している。
以前はタブを多く開いたままで作業することが多く、たまにメモリ不足になってウィンドウが強制終了することもあった。PCスペックの問題でもあるけど、そんなメモリ消費を自動で抑えてくれるため、タブを開きっぱなしでも動作がサックサク。
他の機能もフル活用すれば、これまでのブラウザでは体験できなかった軽快さや利便性の高さを感じられるだろう。約1ヶ月はフリーで全機能使えるため、使いづらければアンインストールすればいいだけのこと。現状のブラウザに不満を持っているなら、ぜひ一度はSidekickを試してみてほしい。
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