僕は過去に「ハイブランド長財布」を使っていた。
でも、2年前から「 1,000円台のミニ財布」を愛用している。
めちゃ安い割に、これを使いだしてからというもの、他の財布が使えない体になってしまった・・・
キャッシュレス時代は「PayPay」などの電子マネーと、この財布の組み合わせがベストだと思う。
この記事は「ハイブランド長財布」から「激安ミニ財布」に変えて、ストレスから開放された話をしていく。
- 今の財布に飽きてきた
- 長財布の大きさが嫌になった
- キャッシュレスに興味がある
- カード払いが多い
- ハイブランド財布にこだわらない
今は利便性が超アップしてストレスフリーになった。上記に当てはまる人は参考にしてほしい。
激安でもミニ財布に変えて良かった
結論から言うと「金額やブランドに関係なく自分にとって使いやすい財布が一番」という考えに至った。安かろうが高かろうが、自分にとって最高ならOK。
「じゃあ、なにが自分に合うのか?」なんてのは、いろいろ使ってみないと分からない。僕は実際に、ハイブランド長財布を長年使ってみたからこそ、下記のようなミニ財布に辿りついた。
それでは、なぜ僕が高いハイブランド長財布を使い出したのか、1,000円台の激安ミニ財布に辿り着いたのか、使い勝手はどうなのかなどを書いていこう。
ハイブランド長財布を使っていたワケ
「稼ぐ人は、なぜ長財布を使うのか?」という本に出会ったのがきっかけだ。要約すると「お金に対する意識が変わると、行動も変わり稼げる体質になる」という内容で、興味を惹かれたからだった。
ともかくお金を出し入れするすべてのシーンにおいて、自分の心のコンディションががらりと変わるのです。
引用元:Amazon Kindle版
お金を丁寧に扱おうとすると、自然と渡す相手にも丁寧に接するようになります。商品も、なるべく「いいもの」――自分が心から欲しいと思えるもの――を買おうとします。
特に、キレイでスマートな高級感のある長財布を使うと良いらしい。この本を読んでからというもの、僕はハイブランド長財布をしばらく使うことにした。
ちなみに、数年前まで持っていた長財布はBOTTEGA VENETA(ボッテガヴェネタ)。BOTTEGAは、下記のような「イントレチャート」っていう革を編むデザインが特徴。
購入したのは、その要素が全くないラウンドジップ長財布。「人と違うものがいいな」と思っていたから願ってもないデザインだった。良くも悪くもBOTTEGAらしさがなく、使用されている革が2種類(オーストリッチ&ディアスキン)、質感、色、さわり心地などが気に入ったため一目惚れして購入。
買った当初は、そりゃあテンションMAX。「俺もこんな財布が買えるようになったのかぁ」と感傷に浸っていたのを覚えている。ハイブランド長財布を使い始めてから、変わった意識は下記の3つ。
- 高い財布だから、置く場所をキレイに掃除したりした
- お札の向きは必ず揃えて、デザインを下向きにして入れた
- お金を出すときは、丁寧に出すようになった
確かに、お金の扱い方のみならず、自身の行動や環境への意識も多少変わってきた。ハイブランド長財布を持つことで、いろんなメリットが見えてきた。
ハイブランド長財布のメリット
僕が思う、ハイブランド長財布のメリットは以下の通り。
- 高級品を持つことで意識や行動が変化するキッカケになる
- 「ハイブランド品持ってますけど?そんな自分すごいでしょ?」という承認欲求を満たせる
- 良い素材を使って、作りもしっかりしているため、長い目で見ればコスパが良くなることもある
- 物によってはリセールバリューがいい
- プレミアが付いて購入時より高く売れる物もある
- お札を曲げずに入れられる
- お札・小銭・カードなど入る容量が多い
と、メリットを挙げてきたけど・・・ぶっちゃけ大きな変化は得られなかった。これは僕が本の内容を活かしきれなかったのが原因。行動の変化よりも「見栄」を意識するようになり、単なるお飾りのハイブランド長財布になってしまった・・・
ハイブランド長財布のデメリット
本来のメリットに価値を見い出せなったせいで、ハイブランド長財布の価値が薄れてしまった。そうなると、以下のデメリットが目立つようになる。
- 高い高い高い
- 薄い長財布もあるけど、サイズが大きいため前後のポケットに収まらない
- サイズが大きくポケットに収まらないため、ボディバッグなどを用意することになり物が増える
- 初めは大切にしていても、慣れてくると扱いが雑になりがちで、売るときの価値が下がる
- ハイブランドでも、物によってリセールバリューが悪い
- 他の人とかぶる可能性が高い
- カードが場所によって取り出しづらい
特に「大きさ」がネックになっていた。これでキャッシュレスに意識が傾いたと言っても過言じゃない。
長財布は後ろポケットに入るものの、座るときは必ず取り出さなければいけない。アウターでもポケットに入れるにはかさばるから、最悪の場合は手で持ち歩く羽目になる。
そうなると、大きめのボディバックなどが必要になり、持ち歩くものが増える。大きさを気にしている時点で「スマートさ」に価値がシフトしているため、これでは意味がないと思い始める。そこで、お試しで使えそうなミニ財布を探し始めた。
1000円台のミニ財布レビュー
いろいろ検討した結果、1,000円台という激安で購入したミニ財布だ。
この頃になると、カード支払いがメインになっていたため、スマートにカードが取り出せる「カードケース付き」が条件だった。
このミニ財布は、スキミング防止のアルミカードケースが付いている。ミニ財布は他にも種類があるけど、コレに決めた理由は以下の4つ。
- 価格が1,000円代で「失敗してもいい」というお試しの手軽さ
- 大きさが免許証サイズというコンパクトさ
- スライド式で必要なカードをサクッと出し入れできるスマートさ
- スキミング防止機能がある防犯の高さ
大きさもさることながら、この薄さもスマートだ。
何よりスライド機構が素晴らしく、財布を開かなくても「小指のみで」カードが一瞬で出せて、それぞれ段差が付いている。これには感動した。
ラウンドジップ長財布は「ファスナーを開ける→カード入れから取り出す」手間があった。しかも、最上段のファスナー付近のカードは、ファスナー部分が邪魔で少し出し入れしづらかった。
カードケース自体は6枚くらい収納できる。
財布を開けば内側にも2枚以上収納できる。ポイントカードのように薄っぺらいカードなら、さらに入れることが可能。僕は、左側に運転免許証・国民健康保険証、右側にSuicaもしくは小銭を入れている。
安っぽいマネークリップも付いている・・・はずだけど、現在、使用しているミニ財布には付いていない。なぜかと言えば、使ってくうちに劣化で割れてきたため、ぶっちぎってやった。
本来は、このような作りになっている。
お札などを挟むために開かなければいけないけど、これが何気に使いづらい。
マネークリップは賛否両論かも。僕は無いほうが「マネークリップなんてあったっけ?」というくらい、しっくりきている。
まあ、どちらにせよ折り目は確実に付いてしまう。 ただ、折り目があろうが軽く伸ばせば問題ないことから、気にならなくなった。
小銭入れはないものの、内側のカード入れ部分が、緊急の小銭入れに使える。下記は10円玉15枚を入れてみたけど、この枚数が限界か。
現金しか使えない場合、お釣りを入れるのに役立つ。ただし、小銭を入れすぎると閉じなくなるほど厚みが増す。
だから、小銭が多くなった場合は、ポケットに入れて車にある小銭入れに入れている。小銭が貯まると、それなりの金額になるため、これはこれで個人的にありだと思う。
ちなみに、小銭入れが外側に付いているタイプもある。内側のポケットに小銭を入れるのが嫌な人は、下記のような外側に付いているタイプを購入するのがオススメ。
スマートさを謳うなら、Suica(スイカ)などの交通系ICカードに対応しているかだけど、使い方次第で対応可。というのも、ミニ財布を閉じたままでは、スキミング防止のカードケースの影響で反応しないらしい。
実際に改札でやってみると、確かに反応せず。カードケースから少し離せば、入れたままでも反応するようだから、今度試してみよう。そのままでは反応しないため、少しスマートさに欠ける部分はある。
そして、これは激安ゆえなのか、僕が最大のデメリットだと思うこと。2年使っているとカード入れ部分の摩擦?が減っているせいか、カード入れの一部がスカスカになってしまう。これは、かなりデンジャラス。
ビバホーム、イーバンク(現 楽天銀行)アウト。
ちなみに、1枚ではどうかと思い、 IKEAのビジネスカードを入れて激しくフリフリしてみた。
IKEA、セーフ。意外に落ちない。
2枚ではどうか?
ビバホーム、2アウト。入れる場所で落ちやすくなるようだ。両端は大丈夫そうだけど、使っていくうちに中間の2~4枚目あたりのHPが0になっていくみたい。
案の定、何度か落としたことがある。しかもキャッシュカード。その都度、探し回り幸運にも発見できて今に至る。カードをよく落とすようになったら、買い替えサインなのは間違いない。
そこで、Amazonにて新たに1,000円台のミニ財布を購入した。作りは全く同じだけど、マットブラックの素材で1,000円台には見えない。機能は満足しているから、これで十分。
価格の高いミニ財布を購入してないから分からないけど、不安な人は5,000円以上のミニ財布を探すといい。5,000円以下は素材や作りなど、どれも似たレベルで変わらない可能性がある。
下記のミニ財布は、経年変化が楽しめるイタリアンレザー素材や、丈夫なエイ革のミニ財布で高めになっている。作りは同じでも質はグンと上がるため、安物が嫌な人は候補に入れてもいい。
Secrid(セクリッド?シークリッド?どっちなんだい)は、オランダのブランドで高級感がある。
とまあ、こんな感じで1,000円台のミニ財布を購入し、気になる点はあるものの激安な割に満足したというわけだ。こんな価格で、まさか2年も使えるなんて思ってもみなかった。
長財布よりも入るカードやお金が少ないけど、特に不便さは感じない。長財布時代は、使わないポイントカードや多くの小銭などを入れていた。ミニ財布にしてからは、必要最低限に厳選するようになるため、とてもスマートになった。
改めて、ミニ財布のメリット・デメリットをおさらいしてみる。
「カードケース付きミニ財布」のメリット
実際に使ってみて感じたメリットは、以下の通り。
- 安いものだと1,000円代で購入できる
- スキミング防止の物もある
- とにかくコンパクト
- ほとんどのポケットに入る
- カードは10枚くらいは入る
- カード支払いが超スムーズ
- 目的のカードが取り出しやすい
- 小銭も15枚前後は入る
- 一応Suicaなども使える
- 余計なカードや小銭を排除できる
- 何気にレア度が高い
冒頭でも書いたけど、慣れてしまったら他の財布が持てなくなるほど使いやすい。事実、買い換える際に検討していた、他の三つ折りなどのミニ財布に興味が持てなくなった。
「カードケース付きミニ財布」のデメリット
逆に気になる点は以下の通り。
- カード・お札・小銭はたくさん入らない
- 使い込むほどカードケースの一部がスカスカになる(激安ゆえの宿命か)
- お札に折り目がつく
- マネークリップの作りがショボい
- むしろマネークリップが邪魔になる
- 交通系ICカードなどは、カードケースから取り出すか開かないと使えない
- 激安ゆえに合皮は経年劣化でハゲる
気になる部分は確かにある。あるけど、今となっては使い勝手が良すぎて、気になる部分が気にならなくなった。それに対策が無いわけではないし、使っていれば簡単に適応できる。
ミニ財布に移行する際のポイント
まずは、1,000~2,000円台のミニ財布を3ヶ月くらい使ってみよう。それで良ければ、そのまま使えばいいし、使いづらければ別のミニ財布を試せばいい。
長財布からの移行ともなれば、使い勝手が激変する。そのため、慣れるまでに時間はかかるかも。合うかも分からないのに、いきなり高いものを買っても「宝の持ち腐れ」だ。
それに、カードケース付きミニ財布は、安くても高くても作りは、ほとんど同じ。価格の違いと言えば、素材の差くらいだ。使い慣れてきて、激安なりの気になる部分が目立ってきたら、素材などにこだわった高めのミニ財布を購入をおすすめしたい。
「カードケース付きミニ財布」がオススメな人
改めて「カードケース付きミニ財布」がオススメな人は以下の通り。
- 小さい財布が欲しい
- カードメインで使う
- キャッシュレスに興味がある
- 人とかぶらない財布が欲しい
- スマートに使える財布が欲しい
- 金額やブランドより利便性を求める
上記に当てはまる人は、ぜひ購入を検討してみてほしい。
スマートな財布は「カードケース付きミニ財布」が最適解
僕はミニマリストというわけじゃない。でも、カードケース付きミニ財布の「利便性」や「大きさ」の虜になったら、あの頃のビッグな財布には戻れないのは確かだ。
冒頭でも書いたとおり「合う人・合わない人」はいる。だから、当記事で興味を持った人は、ぜひスマートさを体験してほしい。
さあ、あなたも「シュッ」と一瞬でカードを出し、スマートにいこうじゃないか。
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